中島弘貴
by ototogengo
中島弘貴
多様なものごとと関わりながら世界を広げて深める。文筆、音楽、絵、写真をやります。

2011年に解散したバンド“立体”では、うたとギターを担当。空島出版主宰。


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<   2009年 11月 ( 11 )   > この月の画像一覧

幸福

他の誰かの幸福を損ないさえしなければ、それがどのような形であれ、幸福であれば幸福であるほどいい
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by ototogengo | 2009-11-26 02:29 | 言語

新曲

近頃、新曲を頻繁に作っている。同様に、過去の曲に新たな展開を付加している。

立体で活動してきたこの二年間で、どれだけ自分の演奏が、言葉が変わったのかを日々思い知っている。

今は、これからもずっと、そして誰に対してもうたえる曲を作っていきたいと強く思っている。

楽曲のなかに入っていけるまで、辛抱強く演奏しなければならない。それができれば、あとは己と楽曲の流れの混合、分離、合一を意識するだけでいいだろう。

まだまだ辛抱強く演奏しなければならない。

そのうち個人名義のアルバムを作ろう。できるだけ近いうちに。
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by ototogengo | 2009-11-22 23:11 | 日記

待つ

いつまでも待とう

きっとよくなる

いつでも

待とう

うたおう
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by ototogengo | 2009-11-21 23:22 | 言葉

11月20日

日常など、どこにもないことを思い出そう

ありとあらゆる瞬間は違うものだ

仮に同じように思えたとしても、違うようにすることができるだろう

みる、きく、かぐ、あじわう、さわる、かんじる、おもう、かんがえる


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霧の音楽
霜の音楽
露の音楽


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水と一緒くた

犇(ひし)めく落ち葉の色とりどりの下の透明な水中

太陽、陽射し、浸透し、

自分が動物なのか植物なのか鉱物なのか、考えるまでもないじゃないか

冷たい

秋だ


―――――――――――――――――――――――――――


退屈しているなら、夜空を拉(ひしゃ)げばいい

黒い斑(まだら)模様を背景に、雲の伸び縮みする姿がある

星は見えなくとも、白くやさしい星ぼしの大きな、小さな輝きを生み映すことができる

そうして、それらの存在を感じている

昨日よりもずっと、きれいな夜だよ


―――――――――――――――――――――――――――


今の今まで‏街頭がこんな光り方をすることさえ知らなかったなんて
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by ototogengo | 2009-11-21 03:14 | 言葉

odyshape

Odyshape

The Raincoats / Geffen Gold Line Sp.

スコア:


70年代後半から80年代前半のイギリスで活動していたガールズバンドの二枚目のアルバム。

耳に残る簡素なフレーズを積み重ねるギターにベースに鍵盤、どたばた、とことこ、ぱたぱた、しゃかしゃかしたドラム、生々しい音で震えて伸びるヴァイオリン、そして、すてきにやわらかく奔放な、歌心に満ちた声。それらが溶け合っている。

女の子そのもののような、やわらかくやさしい、魔法のような音楽。これらの音楽はどこからやってきたのか。稚気、歓喜、悲哀がせめぎ合い、混じり合いながら流れていく。悲哀…そうや、彼女たちの音楽には悲哀が少なからずある。特にこのアルバムにはその比重が大きく感じられる。湿って纏わりつくことのない、悲哀の上澄み。

かわいくて、うつくしいのだ。
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by ototogengo | 2009-11-16 03:16 | 本や音楽などの紹介

「シラタマホコリのはなし」

「衣服に小さな毛玉がびっしりとできることがあるでしょう」

「ええ、ありますね。寝巻きにつくのはまだいいんですが、仕事着につくと、みっともないように思われるので閉口します」

「あれは本当に繊維の玉である場合が殆どですが、変形菌、いわゆる粘菌の一種である場合も稀に見られるのです」

「変形菌、ですか」

「ええ。胞子によって生殖する菌類でありながら、動物のように動いて、ある時期が来ると植物の実のようなものを作るという、不思議な生物の総称なのですが」

「ううん、どのようなものなのか、全く想像がつきません」

「確かに説明を聞くだけでは想像し難い代物かも知れませんな。そうだ、今度自宅にいらっしゃった際に、標本と写真をお目にかけましょう」

「はい、是非とも拝見したいです」

「よろしゅうございますよ。それでは、毛玉の話題に立ち返りましょう」

「そうそう、毛玉でしたね」

「はい。今度試しに、衣服に付着した毛玉を、二十から三十倍の拡大鏡を用いて観察して御覧なさい。まるまるとした、たくさんの変形菌の子実体、つまり、先ほど私が申し上げた植物の実のようなものです。まあ、そのようなものが柄でもって立ち上がっている様子を見られるやも分かりませんよ」

「ちょうど、寝巻きに毛玉が一杯ついているところなんですよ。まてよ、しかし、うちには拡大鏡がないですねえ」

「拡大鏡を手に入れられたとしても、冬場にそれが見られることは少ないようなので、今の季節にそれを見ることは叶わぬやも分かりませんな。春から秋にかけての温かい、湿度の高い晴れの日に毛玉ができているところを見つけたら、それが変形菌である可能性が少し高くなるようですよ。それに、以前からついている毛玉に、その可能性は皆無だ。ある日突然現れたものを見るのがよろしいでしょう。子実体は形成されたその日のうちに胞子に変わって散ってしまうようですから」

「成程。常日頃からの注意と僥倖が兼ね備わってはじめて巡り合うことができるのでしょうね」
「全く、左様でございましょう。お恥ずかしいことに、かく言う私も、実際にその種類の変形菌を見たことはないのです。しかも、実物は勿論、写真ですら見たことがないといった有様です」

「それほどの希少種なのですか」

「いえいえ、近年になってようやく発見された種類のようで、私も去年に初めてその存在を知ったのです。しかし、裸眼で見ると白めいて見えるそれも、拡大してみると、随分とたくさんの色が混じっていて、大変美しいようですよ。ほら、あのオパルという宝石の光沢に似ているということです」


(空島出版『生き物のはなし』より抜粋)
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by ototogengo | 2009-11-15 17:13 | 空島出版

11月13日の夜のこと

22時過ぎた電車内。
10歳前後と思われる男の子が『ピリッと焼きするめ』と印字された袋に入った、黒々と焼き色のついた大きな一匹のするめをかじっている。
と、徐に袋からするめを丸ごと取り出して、左手に持つ。右手には雑誌「小学五年生」を乗せる。ページをめくるのは左手で、その時に限ってはするめを咥える。

何という早熟。
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by ototogengo | 2009-11-14 13:28 | 日記

09年10月~11月

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11月11日の夜に完成しました
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by ototogengo | 2009-11-12 01:01 |

お好み焼きとすてきな人たちとすてきな音楽


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11月28日(土)中島弘貴、宮越宏之企画『コケときのこの図鑑』
阿佐ヶ谷 お好み焼きバー「さんはうす」にて
http://www.geocities.jp/rzy_rzy/sonhouse/info/index.html

開店/19:00 開演/19:30
料金/投げ銭(+1オーダー願います)

【出演】立体、ロバートDEピーコ(やさしい反戦歌をうたうバンド)、宮越宏之(JAZZ GUITER BGM演奏)

いつも高円寺駅前で路上演奏している林大、宮越宏之、黒沢陽司が出演します。温かみのある小さな店内での、たのしい和やかな夜になりそうです。
また、立体の演奏の一部にすばらしいゲストの参加があるかも知れません。イベント終了後には出演者、お客さん参加型のセッションもあるかも? おたのしみに。


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半年ほど前、高円寺ですてきな人たちと出会いました。
立体の帰山と一緒に路上で演奏していると、それを聴いてくれて、話しかけてくれる二人の若者が現れたのです。みーくんとようじくん。その日は互いの名前を紹介し合い、簡単に挨拶をして別れたんですが、別の日に、中野で路上演奏をしている先述の若者の一人と、もう一人の男性に出くわしました。ようじくんにひろしさん。その日は中野で一緒に演奏をし、少ししてから、高円寺に自転車で移動して、再び演奏しました。
彼ら三人は、晴れの日の夜はほぼ毎日高円寺で路上演奏をしており、自分もよくそれに加わりました。付き合っていくうちに、彼ら全員がとてもやさしいことを知り、自分は彼らを大好きになりました。

11月28日(土)、そんな彼らと、阿佐ヶ谷のお好み焼きバーで企画ライブをします。入場は無料、飲食代だけでみんなの演奏が聴けます。いい音楽を演奏する人はいい人だ、という持論が自分にはありますが、それに違わず、彼らもいい音楽家です。加えて、当日は高円寺界隈では知る人ぞ知るすばらしい曲、『核爆弾』の歌も聴けるはずです。みなさん、ご友人や恋人と誘い合って、気軽にお越し頂けるとうれしいです。

※画像はひろしさんのイラストにみーくんが題字を書いたもの
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by ototogengo | 2009-11-09 21:31 | 出演、出展

石焼きいも

「いぃしやぁーきいもー やぁーきいもー」
自宅の近くを、石焼きいもの車が通る。お決まりの歌のあとに、うたい文句が続く。
「ほっくらとして、香ばしい」
ほっくら。ああ、確かにほくほくよりも、ほっこりよりも、ほっくらという擬音が焼いもにはふさわしい。
新聞紙に包まれた焼きいもを真ん中あたりで割ると、透明な湯気が立ち昇って広がる。そうして表れた、ところどころに繊維が短く、長くはみ出た、柔らかな黄色い中身がとてもおいしそう。その様子が、まさに「ほっくら」なのだと思う。

そのものにぴったりの言葉を見つけるのはたのしい。
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by ototogengo | 2009-11-02 19:30 | 日記