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中島弘貴
by ototogengo
中島弘貴
多様なものごとと関わりながら世界を広げて深める。文筆、絵、音楽、写真をやります。

2011年に解散したバンド“立体”では、うたとギターを担当。


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「マルマファファボとは」

マルマファファボは体長8~10cm、山吹色の胸部以外は全身が斑のある薄赤色の羽毛で覆われたハチドリの一種で、別名ヒバナドリとも呼ばれている。
生息地での春から夏の雨季、3月から7月の繁殖期に入ると、彼等の雄鳥はその名の通りに火花が弾ける音さながらの鳴き声を出し、雌鳥に求愛をおこなう。
そのような生態を備えるようになったのは、生息地における最大の天敵である肉食種のムネジロコウモリが炎を極端に嫌うため、そして聴覚に特化しているためだという説が最も有力である。

マルマファファボ(MUR MA FAFAVO)とは、原地民の言葉で“炎神の御子”という意味を持つ。
加えて記すと、ファファボは人が自然を軽んずる行動をとったとき、その人の心臓を焼き、絶命させるという厳格な神として畏れ敬われており、その分身であるとされているマルマファファボも原地民の厚い信仰の対象になっているという。




(空島出版刊『動物のはなし』125頁より抜粋)
by ototogengo | 2008-07-13 23:02 | 空島出版
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